作業没頭用スマートタイプライター Freewrite

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作業没頭用タイプライター Freewrite 購入

遂に購入してしまいました、Freeewriteを。

Kickstarter では Hemingwrite と言うプロジェクト名で人気だった ようです。

その後、名前をFreewrite と変更して、ハードも 2nd Generation と言っているので 改良したものの様です。

Freewrite

Freewrite

茶軸を使ったタイプしやすいキーボード、「現代のタイプライター」と銘打って 削ぎ落とした機能のみを持つこのガジェットが私が好みであることは確かです。

しかし、明らかに機能的に便利とは言い難く、そしてなによりちょっとお遊びで 購入するには高価なので、ネタ的に注目していたもののまさか自分が購入すると 思っていませんでした。

購入したきっかけは、最新のポメラDM-30です。

久しぶりに発表されたポメラの新機種はキーボードにこだわり、かつe-Inkの ディスプレイを持つというFreewriteとよく似たコンセプトのガジェットです。

私のポメラの印象は「Freewriteより実用性はありそうだけど、こだわったキーボード もバタフライキーボードで日本語配列しかなく300年ほど劣っているなぁ」です。買おう とも思いませんでした。

しかし、ポメラの43,000円という価格を見たとき、 「あれ?ちょっと足せばFreeWrite買えるじゃん!」と思ってしまったのです。 ポメラを買う方は多分多くいると思いますが、それと比較して価格をみると 法外な買い物では無いと錯覚してしまったのです。

Freewriteの使い勝手

早速、この記事のドラフトもFreewriteでドラフトしてみました。

Freewriteのキーボードはチェリーの茶軸を使ってるだけあり、そのタイピング 感覚はスコスコとすごぶる快適です。

タイプした文字は、e-Inkのスクリーン に表示されていますが、スクリーンエディタではないので間違えに気付いても タイプしている箇所からカーソルを動かすことはできません。修正するなら、 Back Spaceで修正した箇所までテキストを削除しながら戻るしかありません。

このため、カーソルキーすらありません。この状態が、ある意味タイプの 余計な雑念を払い、今書こうとしている内容に集中させてくれる理由かも しれません。まさに昔のタイプライターを思いだします。

不便なのはいいのですが、一点だけ気に入らない点があります。 通常のキーボードと比較するとバックシュラッシュとBack Spaceキーが上下逆に なっている点です。何度もタイプミスしてしまいます。

まだΒ版とされていますが、日本語IMEも対応しています。

SHIFT + NEWで言語を日本語に切り替えると〜(チルダキー)で英語と日本語のモードを切り替えることが加能です。IMEに何を指定しているか不明ですが、まぁ、普通に変換で着ています。

本体 中央にはタイプしたテキストが表示されます。E-Inkのため表示速度は遅く、どうしてもタイプと表示にタイムラグが表示てしまいます。タイプがそのまま表示される英語などの言語ではさほど問題なさそうです。が、日本語の場合、ローマ字変換、かな漢字変換と変換結果の検証が必要になるので、ちょっと子のタイムラグは苦しいところです。

作成したテキストは

作成したテキストは、PostboxというWebサービスを通じてネットにアップロード することができます。このサービスを通じてDropboxやGoogle Driveとも連携する ことが加能です。これらの連携は設定しておけば文書を作成した際に自動で 連携させることも可能です。

Postboxからは、直接、PDFやテキスト形式でダウンロードすることも加能です。 ただし、日本語PDF形式では残念ながら文字化けが発生してしまうようです。テキスト 形式の場合は、問題なくUTF-8でダウンロードされてきます。

利用にはネットが不可欠

このように、Freewrite は PostboxというWebサービスと連動しており、 執筆したテキストの取り出しには、WiFiで接続してこのサービスとの 連携が不可欠です。

もちろん、テキストを執筆している最中はWiFiをオフにして、スタンド アローンで作業できます。ただ、その状態ではテキストを取り出す 術がありません。

また、本体の設定もこの Postbox から行ないます。

フォントサイズ、タイムゾーン、スクリーンロック、スクリーンセイバー、 言語の設定などが Postboxから可能です。

連携するクラウドサービスも Postboxから行ないます。今のところ、私はPostbox から必要の応じて連携させようと思っていますが、必要であれば自動で全ての テキストを何れかのサービスに同期させることもできます。Freewriteが持っている 3つのフォルダごとに同期するサービスを変更することも可能です。

Freewrite上の小さなe-Inkのディスプレイでこういった設定画面を持たせるのは 見難いインターフェイスになりそうなので、割り切ってWebインターフェイス にしたのは良い判断だったと思います。

しかし、この事はこのサービスが存続しなければ、Freewriteはただのごみ屑に なってしまうという事です。ちょっと心配ですね。

一体どこで使うのか

Freewriteは一体どんなシーンで使えるでしょうか?

ポメラなら多少の不便があったとしても、携帯性に優れているのでモバイル でのキーボード作業というユニークなアドバンテージがあります。

Freewrite本体は本当に一昔前のタイプライターほどの大きさと重さがあります。 従って、気軽にモバイルで使うというのは無理があるかもしれません。いや、 はっきり言うと無理です。

Freewriteのサイトでは、Freewriteにはブラウザやメールもないためそういった ものに邪魔されない集中できる環境と謳っています。ただ、そういった環境は Macでもフルスクリーンを使用し編集領域以外すべてを隠してしまうようなエディタ もあります。

しかし、そんな事を気にする必要はありません。

Freewriteは使いたいから使うのです。

Freewriteは実用性より、使っていることが楽しいです。

従って、PCを使う気がしない時、ベランダで物思いに耽り文章が思い浮かんだ 時使うのです。いや何も思い浮かばなくても、タイピングで気を紛らわすでも いいんです

モバイル性なんて関係ありません。外で使いたければ、重くても運びましょう。

週末に車にFreewriteを積んで郊外のおしゃれなカフェでカタカタとタイプしたりするのは、 おしゃれじゃないですか。

おしゃれな場所で使っていれば、昔の「ワープロ」を知るババァ世代もいません。 あなたがFreewriteを持ち出してタイピングしていたら、「アレ何?、Macbookで もないし?」と注目の的になること間違いありません。

そんな、あなた、是非 Freewrite を購入した しましょう。オーダーすると1週間ほどで届きますよ。

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