プログラミングのためのフォント

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これまでのフォントの旅

永らくターミナルには Ricty を使ってきました。 昨年秋くらいからは Myrica を利用して いました。いずれも半角英数字の部分は、 Inconsolata を合成したフォントです。

そして、 Source Code Pro を見つけてから Incosolata 系以外も探すようになりました。

そして、リガチャなどに対応した Fira Code で終わるかと思ったのですが、あれこれと目移りしてしまいました。

新たなフォント探求

まず、Hack

Hack はBitstream Vera Sans MonoというBitstream 社の Jim Lylesによって デザインされたフォントをベースに作られたフォントです。

Vera Sansとはあまり聞きなれないフォントですが、このフォントをベースと したDejavu フォントはLinuxの世界ではサンセリフのデファクト的なフォント になっています。

紛らわしい文字がうまくデザインされており、可視性は高いと思います。 Powerlineに対応したアイコン文字も予め登録されています。ただし、日本語 フォントは含まないので日本語についてはシステムの標準フォントが表示 されることになります("Use a different font for non-ASCII text"オプション をiTerm2で使用するとPowerlineのアイコンが表示されません)。

次に Iosevka です。

コンセプトは以下のように謳われています。

Iosevka is a slender monospace sans-serif and slab-serif typeface inspired by Pragmata Pro, M+ and PF DIN Mono, designed to be the ideal font for programming.

他のフォントと比較すると、確かにスレンダーで横幅をあまり取らず、 プログラミングなどでソースを見るときに都合がよさそうです。Powerline のアイコンにも対応しています。また、一部のリガチャに対応しています。

Iosevka には日本語や中国語に対応したバージョンもあります。 Iosevka と Source Han Sans (つまり Noto Sans)との合成を行なっているようです。

Inziu のほうは既に Deprecated となっていて、現在は Sarasa Gothicとして 継続しているようです。

Inziuのほうは生成されたTrueTypeのフォントがダウンロード可能ですが、 Sarasa Gothicは自分でビルドする必要があります。試してみましたが数時間 掛けてビルドを回して最後にエラーで終っていたので諦めました。

現在は、Inziuを利用しています。

Inziu

Inziu Iosevka を設定したiTerm2

いろいろ試していると、つい「やっぱ、Monacoが原点っぽくていいんじゃね」 とか思う瞬間があります。

なかなかフォントの世界も奥深いです。

試したフォントの ギャラリー をあげておきます。

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