やっぱりリコール対象でした、ウチのWRX

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仕事が落ち着いたので、スバルの完成検査問題で愛車がリコール対象を調べました。 やっぱり、ウチのWRXも対象でした。

やっぱり対象か

時期が被っていて、まだ初回の車検前なのでバッチリ対象でした。

リコール詳細

と言っても、もう来月末には車検出そうと思っていたんですが。

スバルが悪いのか?

こう言った「完成検査」なるものは、道路運送車両法や自動車検査業務等実施要領なんかで 決まっているのでしょうから、アウトかセーフかで言えば資格者じゃなかったんで アウトなんでしょうね。

スバルの記者会見では吉永社長がしきりに「完成検査員のハードルが高すぎた」と繰り返して いました。これは、人が足りないから無資格者を使っていたわけでなく、社内の厳しい教育と 試験をクリアした上でさらにOJTで自力で検査ができることを社員に課していたことを指すの でしょう。結局このOJT部分がアウトなのですが。

法令を数十年も確認しなかったのも問題かもしれませんが、品質上の問題が出てるのかと 言えばむしろスキル的には十分な技術者が検査していたわけです。それが社長の 「ハードルを上げすぎた」と言葉なんだと思います。

絶対に社長の立場から言えないと思いますが、素直に考えると 「完成検査って意味あんの?」って感じますね。

検査要領や車検の点検項目を読んでも、書いてあることはほとんど目視検査 できるようなことばかりです。車検はともかく、完成検査は製造されたばかりの車です。

スバルの工場見学に行ったことがありますが、ラインにはロボットアームが並び部品と 取り付けるだけでなくアームのカメラが全方位から異常をリアルタイムに チェックしています。

人がラインに入ることもありますが、トレーに部品がきちんとまとめられ部品の欠損 も管理されているようでした。適切なタイミングで適切な工具が作動してたかも 管理されており、人のエラーを防ぐようかなり細かくチェックされていました。

こう言った管理は別にスバルに限ったことではないでしょう。

現代の工場では高いレベルでラインが自動化されているので、 異常が出るとしたら個別の問題でなくラインに異常がある確率の方が高いのではないで しょうか。その場合即座にラインを止めて異常を除去しなければ大変なことになります。 したがって、どのメーカーでもかなりの精度で厳しい検査を製造中に常に行なっているはずです。

はっきり言って、「完成検査」以前にはるかに高いレベルで品質管理されているのです。

こりゃ、もう法令の方がポンコツです。そういうことを主張してこなかった業界も悪い んですが。

それはともかく、明日営業にリコールの対応を確認してきます。

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