2017年Macのバックアップ事情について

カテゴリー:  Tech タグ:  backup macos

新しいmacOS、High Sierraに移行して一月余り経ちました。 特に大きな問題もなく運用できているので、Sierraの時のバックアップを消して、そろそろバックアップの運用を始めようかと検討をして見ました。

今時はクラウドにバックアップでしょ

実は会社の方が2年ほど前からMacへの移行が本格的になって、オフィスではCrashplanが提供されています。

個人的にはHDDにバックアップしていて、必要を感じなかったのでずっと無視していました。

ところが、High Sierra移行時に会社にHDD持って行くのを忘れてしまって仕方なくCrashplanを使ってみると、なかなか良いではありませんか。ほとんど意識しなくてもバックアップしてくれており、非常に楽チンです。

「これからはバックアップもクラウドだな」と自宅でもCrashplanに申し込もうと思いました。

しかし、Crashplanをサイトをみるとサービスが廃止になるそうです。

Effective August 22, 2017, Code42 will no longer offer new – or renew – CrashPlan for Home subscriptions, and we will begin to sunset the product over several months. CrashPlan for Home will no longer be available for use starting October 23, 2018.

At Code42, protecting your data is important to us. As we shift our business strategy to focus exclusively on enterprise and small business segments, you have two great options to continue getting the best backup solution.

Important Changes to CrashPlan® for Home Service

現在は個人向けのプランに申し込むことはできず、サービス自体も来年10月を持って終了するとのことです。個人向けのサービスからは撤退して企業向けにフォーカスするらしいです。

移行先のサービスとして、 Crashplan for Small Business が挙げられています。価格が$10/月なので年間で$120(今のレートだと、約14,000円弱)です。ちょっと、高い。

もう一つの移行先として、ライバルだったはずの Carboniteが紹介されています。こちらは年間で$59.99(約6,900円)です。コスト的にはよい感じですが、個人的にはあまり馴染みがないサービスでちょっと不安です。

という訳で、「バックアップはクラウドでしょ」案はすっぱりと頓挫しました。

やっぱりバックアップはローカル最高!

やはりバックアップは使い慣れたSuperDuper!でローカルに行うことにしました。

早速ダウンロードしてきて設定するも、設定できない! コピー元のドライブに内蔵ドライブが見当たらないのです。

どうやらHigh Sierraから取り入れられた新しいファイルシステムであるAPFSが原因であるようです。 作者のブログをみると以下のように書かれていました。

But it's important to note that Apple still hasn't released any documentation on the "proper" way to create a bootable APFS volume. An example of what they have in mind was released for the very first time when the High Sierra developer release came out a few months ago, but that's it. We basically have to make an educated guess about what they want.

"New on the March!" - Shirt Pocket Watch

APFSの詳細が公開されないため、APFSについては機能を落としたバージョンを出しているらしいです。

これは困った。

作者のブログを調べてみると、ベータ版を出してくれているようです("The Beta 7 Spooktacular!")。 このベータ版を使うと、コピー元にはAPFS、コピー先はHFS+ という組み合わせはサポートしてくれていました。

早速このベータ版を導入して、バックアップを作成しました。

しばらく、これで運用しようと思いますが、HDDも数年経っているのでやはりどこかでクラウドへのバックアップを検討しなければならないですね。

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