映画「進撃の巨人」「進撃の巨人 エンド・オブ・サ・ワールド」
久しぶりの休みだったので、DVD化されたばかりの映画 進撃の巨人とその続編を見て見ました。
ストーリーについて
1作目は原作を下敷きにしているものの、微妙にストーリーが変わっています。
端折られているだけなら「90分程度の中でストーリーを収めるのであれば仕方ないかな」と思いますが、 ミカサを巡るストーリーは大きく変更されています。原作では淡々と進んで行くエレンとミカサの関係ですが、なんだか波乱の予感がします。大きく裏切られて、「はぁ?」って感じで終わるのですが。
そして、クライマックスで終わってしまいます。続編を予定していたのだから仕方ないのでしょうが、 映画館でお金を出してこんな途中で終わったら腹を立ててしまうでしょう。
続編の「エンド・オブ・ザ・ストーリー」に関しては、もう登場人物が一体何を考えているか 全く意味不明です。見なければよかった。あの壮大な原作を再現するのは難しかったのですが、 もう少しなんとかならんかったのか。
キャスティング
原作でもっとも人気がありそうなリヴァイが映画では登場しません。リヴァイを思わせるシキシマ(おそらくエレンの兄という設定?)が代わり?に登場しますが、その行動原理は全くリヴァイと異なります。
サシャ・ブラウスは桜庭ななみさんです。 この桜庭さんは優等生のオーラがで過ぎていて、奇天烈なサシャのキャラには かなり違和感があります。後半矢を操る凛々しい姿は、それなりにかっこいいんですね。
一番違和感があるのは、本郷奏多さん演じるアルミンです。この方、ずる賢い小物という 役所が多いのですが、そのためコッス辛い印象がぬぐえません。純粋なアルミンからは かなりかけ離れてしまっています。
意外によかったのが、ハンジ・ゾエを演じる石原さとみさんでしょうか。
どこまで行っても石原さとみなのですが、ハンジの病的な巨人オタク的な部分と姉御的な 雰囲気が最近の彼女の演技とマッチしていました。続編では唯一の救いでいた。
まぁ、進撃ファンなら一度くらい見ても良いと思います。