自動車評論家、岩貞るみこ氏

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ちょっと気になった記事

ちょっと気になる記事を見つけました。スバル XVについての岩貞るみこ氏の記事です。

由緒正しき運転大好きなスバルのユーザーが、求めているものはこれなのか?

情報の重要性、そして、シビアな環境のなか、なにをどの順番でどう伝えると理解し、安全な運転に導けるのか、HMI(Human Machine Interface)。もう一度、考えていただきたい気分である。

【スバル XV 試乗】運転大好きなスバルユーザーが、求めているものはこれなのか? - Response

要は「走行性能は気に入ったが、インターフェイスが気に入らない」ということでしょうか。

色々気になったので、過去記事を読んで見ました。

よくわからない車両サイズ感覚

日本の道に合わせた専用モデルと銘打ったわりに、全幅は1780mmと、大きくなりすぎたと言われるレガシィ5代目(最終モデル)と同じ大きさ。全長は10cm短くなったけれど、それでも4代目よりは長い。クルマ好き、スバル好きはこの数字に納得してくれるのかもしれないが、正直なところ周囲の一般ピープルには説明しづらい。

【スバル レヴォーグ 1.6GT 試乗】4WDと後輪の動きが安定した走りを実現、インテリアはもう一歩 - Response

この方レヴォーグのサイズが気に入らないらしく、何度も記事にしています。

実際のレヴォーグは、あれ? 大きい? たしかに『レガシィ・ツーリングワゴン』より全長が100mm短くなりましたよ。でも、4690mmってでかくない? 日本の細い道。昔からある狭い車庫。大きいクルマをとりまわすのが苦手な草食男子の増加。それらを考慮し、日本の使い勝手を本当に最優先したのかと問いたくなるサイズだ。あくまでも、「対レガシィ・ツーリングワゴン」の相対評価で縮んだだけで、絶対評価では、これ、大きすぎるってば。

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一方、この時比較で出している4代目レガシィについては5代目レガシィのレビュー記事で以下の様に語っています。

どんどん大きくなるスバル『レガシィ』である。全長4795mmって、すっかりアメリカン・サイズ。かなり前から国産セダンに対し「オヤジ臭いし使いにくいし、もはや乗る価値なし!」と言い切るなか、「スポーツセダンなB4だけは別」と恋心を寄せていた私ですら、三行半を突きつけたい思いだ。

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この「恋心を寄せていた」というのは4代目レガシィのことだと思われます。

5代目レガシィのBRが全長 4,775mm、レヴォーグが4,690mmですから、確かに85mm 違うのでかなり違いますね。4代目レガシィのBPは4,680mmです。この方が「恋心を寄せていた」と思しき4代目レガシィとレヴォーグの全長の差はたった1cmです。ホイールベースに至っては、レヴォーグでは4代目と比較しても2cmほど短縮されているのです。

やはり、自動車評論家というものは随分と車両感覚が優れているものなのでしょうか。

なんの聞きかじりでこういう記事を書くのか知りませんが、レヴォーグは4代目レガシィと全長、全幅ともほぼ変わらず多くの人は日本で妥当なサイズとみなしています。評論家として記事を書くなら、もう少し客観的な事実に基づいて記事を書いて欲しいものです。

後ろのタイヤがインへと向けてくれる分、クルマは安定し、速度をキープしながらきれいにライントレースができるというわけだ。

【スバル レヴォーグ 1.6GT 試乗】4WDと後輪の動きが安定した走りを実現、インテリアはもう一歩 - Response

車の運動性についてとてもユニークな視点をお持ちの様です。

インテリア重視は女性特有の視点からの評論?

そして、インプレッサの評価です。

必ずインテリアについては一言物申す主義の方らしいですが、シートベルトもひっくるめて「インテリア」らしいです。

利便性と安全性を天秤にかけて、利便性をとるのはやめてほしい。

【スバル インプレッサ 試乗】安全性と利便性を天秤にかけないでください - Response

インプレッサ自体は安全性の高い車のはずです。タイトルにまでこれを持ってくるとは、一体何がこの人にこうまで言わせるのかと思えば、シートベルトのバックルが気に入らない。いままでのスバル車に比べて、バックルが長く伸びるように生えているのだ。ですと。

ええぇ? なんですか? これ! 「日本一安全と言われるインプレッサの安全性に一言申せば!」的なことですか?

そしてお得意のインテリア批評。

インプレッサの質感は、どうにも物足りない。同じ価格帯のクルマに比べると、違和感ない仕上がりなのだが、走りがよすぎるだけに、どうしてももっと上を期待してしまう。

【スバル インプレッサ 試乗】 - Response

同価格帯の車と遜色ないインテリアなのに、走りがいいから物足りない? 論理的に何を言ってるのかサッパリわかりません。 普通の感覚ならば「インテリアの質感は同価格帯と比較しても十分。その走りはワンランク上を行く」と書くところでしょう?

私がメーカーの担当者なら、この方をぶん殴りたい気分です。

どうも女性の視点でインテリアという切り口からクルマを語るというのが、この方の自身で考えられている勝ちの様です。

それが適切であれば良いのですが、「女性だからインテリアを語れる」的な論調と支離滅裂な主張からは、知性のないステレオタイプの「女性」、しかも時代遅れの女性にしか見えません。女性を盾にこういうことを書くのだとしたら、「女性特有のヒステリックな文章」と取られかねないのでやめたほうが良いと思います。

どんな人か

プロファイルによると、一応「モータージャーナリスト」なのですね。

もともとホンダにお勤めだった様ですが、この頃は自動車でなくバイクだった様です。

その後、雑誌「Hanako」で自動車関連の記事をお書きだったとのこと。あぁ、なるほど。

現在もカー雑誌などで適当な記事を執筆されている様ですが、著作物を見る限りモータージャーナリストなの?という感じです。

カー・オブ・ザ・イヤーの選考員なのですね。

昨年の評点を見ると、以下の様です。ちなみにカー・オブ・ザ・イヤーはスバルのインプレッサでした。

スバルインプレッサ 3点
ホンダプリウス 10点

まぁ、こういう方も多いのですが、コメントも楽しいです。

トヨタ【プリウス】
安全と環境をバランスさせ、さらに乗り心地も先代にくらべて飛躍的に向上。新しいプリウスの歴史を刻み始めた感がある。デザインも優雅でエレガント。乗れば乗るほど、燃費のよさに満足感が高まり、ユーザーが、長い年月をかけて乗るほどに価値を実感できる。

あのデザインを優雅とかエレガントとか言える感覚はもはや気味が悪いです。私なんかは2020年にあの車が東京を走っているかと思うと国際的な恥ではないかと思うくらいですから。

いずれにしろ、この方の記事を載せている雑誌は買うのをやめようと思います。

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