Sphinx 導入
仕事での文章作成にSphinxを導入したので、備忘録として書いておきます。
Sphinxの導入
Macで主にHomebrewを使用してる場合の例です。
SphinxはPythonで記述されているため、Pythonの環境が必要です。Pythonの導入については、以下の記事を参照ください。
Sphinxの導入です
$ sudo pip install -U Sphinx
その他、テーマなどを使用する場合は別途導入が必要ですが、ここでは省きます。
Sphinxでの文書作成
まずはフォルダを掘って、以下のコマンドを実行します。
$ sphinx-quickstart
するとウィザード的に色々と質問されますが、答えていくとテンプレート的なものを作成してくれます。デフォルトでは、index.rst
がメインの文書となっています。
以下がそのサンプルです。
```markdown:index.rst 怪人と少年探偵 |release| =======================================
.. toctree:: :maxdepth: 2 :numbered: :caption: 目次:
chapter1 chapter2 chapter3
Indices and tables
- :ref:
genindex
- :ref:
modindex
- :ref:
search
1行目がタイトルです。目次を生成するコマンドが並び、次に`chapter1`などとあるのは、分割して記述した`chapter1.rst`などのファイルを読み込むための記述です。 ```markdown:chaper3.rst ---------------------------------------- 顔の動かない男 ---------------------------------------- デパートの洋服売り場の人形にばけて、宝石をぬすんだ怪人は、店員におわれて、こんどはデパートの支配人にばけ、店員たちをごまかして、そのまま、おおぜいのお客さんにまぎれこんで、デパートから、にげだしてしまいました。 新聞はこの事件を、「人形怪盗あらわる」という見出しで、でかでかと書きたて、東京じゅうのひょうばんになりました。 それから三日めの夕方近いころです。少年探偵団の井上一郎《いのうえいちろう》少年とポケット小僧《こぞう》が、ちょっと用事があって、練馬区《ねりまく》のはずれのさびしい町をあるいていました。 少年探偵団というのは、名探偵明智小五郎の少年助手の小林君が団長となって、小学校の上級生や中学生でつくっている少年探偵の組合で、これまでにも、明智探偵をたすけて、たくさんのてがらをたてているのです。
記法的にはMarkdownに似ていますね。reStructuredTextという記法らしいです。
文書が作成できたら、make html
とすればHTML化された文書を作成してくれます。他にLatex, PDF, ePubなどの形式をサポートしています。
目次や索引、HTML形式であれば検索ページも作成してくれます。
技術系の文書を作成するのであれば、多くの形式に変換可能ですので非常に便利なツールになると思います。