ラム酒巡礼
たまたま西葛西のバーで日本のラム酒 「Seven Seas」を見つけて以来凝っています。
西葛西にラム酒の通好みのバー
前回「Seven Seas」が美味しかったので、また別のラム酒を飲んでみようと思いました。今回は前回と別の西葛西のバーですが、ロブロイというお店です。
このバーには、なんと2013年に出来たばかりで世界のラム酒の賞を総なめしたという国産のラム酒 Nine Leavesが置いてありました。
いただいたのはNine Leavesのクリアの方ですが、グラスを傾けた時の上品で芳醇な香り、口に含んだ時のスパイシーさと甘みのバランスは奇跡のようです。芳醇な香りが鼻に抜けていくを味わいつつ、残った甘みと刺激。一口飲んだだけで、高級なシングルモルトにも引けを取らない味わいと香りです。うーん、これはさすがに金賞をとるだけあるなと唸らされました。
あまりのうまさに唸っていると、なんとそのバー・ロブロイのマスターが個人的にラム好きということで色々解説いただきながらラム酒を飲ませていただきました。
次にいただいたのはトロア・リビエール
カリブ海に浮かぶフランス領のマルティニーク島で製造されているラム酒です。これもサトウキビから絞られた糖液をそのまま発酵させているアグリコール製法で作られる有名なラム。コニャックを思わせるスパイシーさと重厚さがあります。
ペールラバです。
こちらもカリブ海のマリーガラント島の1860年設立の小さなポワソン蒸留所で製作されているラムです。「雨水で加水」「木の棒で攪拌」とか逸話があるそうですが、華やかな香りと爽やかなの飲み口が魅力です。
そして、脱サラした日本人のおじさんがラオスで作っているラム酒。
こちらもアグリコールです。これもうまい。いい感じにサトウキビの青臭さを残しながら、芳醇な香りとスパイシーさ、甘みのバランスが非常に取れています。ラオスの広がる大地と青空が浮かぶようなワイルドな味わいです。
最終的には、マスターの個人的なストックも放出してもらって、こんな状態になってしまいました。
うまいならば家でも飲む
こんなにラム酒がそれぞれ個性があり美味しいなんて!
家で飲まない手はありません。
まずは、奄美大島諸島で立ち上げたラム酒 グレイス・ラム コルコルを注文。
これもアグリコールです。
25度のものをいただきましたが、サトウキビの青々しさと甘さが優しく出ています。けれど、大人しいわけでなく、むしろワイルド。オンザロックでどんどん飲めちゃいます。常用出来そうなお酒です。
そして、おじさんがラオスで作ってるラム酒も忘れがたく、通常盤と無濾過のものを注文してしまいました。
無濾過のものはさらに青臭さが強くワイルドです。くせになりそう。