ダージリン・フェスティバルに行ってきた
毎月送られてくるルビシアの会報で、「ダージリン・フェスティバル」の案内があったので行ってきました。
ダージリン・フェスティバルとは
ダージリン・フェスティバルとは紅茶の試飲会と即売会のようなものです。今回は品川のインターホールシティーで開催されていました。
主にファーストフラッシュ(春摘み)のダージリンを扱った試飲会で、かなりの農園の紅茶を試飲することができます。多分これだけの数のダージリンを飲み比べる機会はそれほどないでしょう。
ルピシアがダージリンファーストフラッシュがニュートラルなブレンドなので、これを中心に飲み比べながら自分の好みの紅茶を探していく楽しみがあります。
試飲はほんの数ミリの試飲ですが、返って特徴がよくわかります。この時ばかりは、ワインのように空気とともに紅茶をいただき香りと味を吟味します。
と言っても、素人なので飲んでるうちにだんだんわからなくなってくるのですが……
会場は女性が7割くらいでかなりのお客さんです。紅茶自体はかなり高価ですが、みんなここぞとばかり惜しげもなく買って帰っていました。
紅茶の購入
展示会では色々巡って、結局「キャッスルトン ムーンライト」と「タルボムーンストーン」、「ムーンダコティー」を購入しました。なんだか、「ムーン」だらけです。チャートを見るとわかりますが、キャッスルトンとタルボは、香りのキャラクターが両極端なものです。
「キャッスルトン ムーンライト」の方は本当に華やいだ品のある花の香りで、飲んだ瞬間から鼻に抜けるようです。やや甘い味わいと香りの余韻を長く楽しめます。
「タルボ ムーンストーン」の方は、キャッスルトンほどわかりやすい華やかではなりませんが、果実の香りが複雑に絡み合ったような濃厚な香りです。こちらの飲み味は上質な甘みで、濃厚な香りと共に長い時間余韻を味わえます。
ムーンダコティーの方は上の2つに比べると、ニュートラルで紅茶らしい味わいと、少し甘い果実っぽ香りを楽しるお茶です。これは息子のリクエスト。
紅茶の贅沢
沖縄にいた時は、中国茶のお店が近くにあり、農園と直接交渉して紅茶も扱うほどオーナーがマニアだったので、よく楽しめました。農園毎の春摘み、夏摘み、秋摘みと飲み比べをさせていただきましたが、同じ系統なのに全く違うキャラクターが成立しているのを知って驚いたのを思い出しました。
一般に流通している紅茶は商社などを経由することがほとんどなので、品質を画一化するためにいろんな農園のお茶がブレンドされています。こういった展示会では、単一の農園ごとにブランド化したものを試飲してその場で気に入れば購入できますので、たまに本当の紅茶の味を楽しむにはとても良い機会です。
Credits
All the photos were taken by the author, Toshiyuki Yoshida. The chart is made by Lupicia.