ドトール初の公共図書館への出店
休日なのでぶらりと近所の千葉中央図書館に行ってみたら、館内にドトールが出店していました。
公共図書館へは初出店だそうですが、落ち着いた感じで本を借りに来たついでにゆったりできそうです。
図書館に出店したドトール
千葉市中央図書館は、今年で15周年と比較的新しい図書館ですが、105万冊もの蔵書と閲覧席数450を誇り一日平均利用者数が2,543人という千葉でも最大の図書館です。
吹き抜けで全面ガラスの明るいロビーの横には生涯学習センターが併設されています。
その生涯学習センターの手前には自販機と椅子が置いてあるスペースあり、その横にレストランが以前からありました。緑豊かな図書館の庭園に面しており図書館へのロビーの手前にあるのでレストランの立地としては良い場所だったと思います。ですが、そのレストランは「昔ながらの喫茶店で食事も出ますよ」的な、役所のカフェテリア然としていて、確かに一度も入りたいと思ったことはなかったです。
今回のドトールは2016/05/03にオープンしたばかりです。 公共図書館への初出店ということで、かなり力が入っているようです。
今回出店する1Fスペースは、メインエントランスから視認性も高く、来館される多くのお客様が利用しやすい場所にあります。そんな場所で、ドトールコーヒーショップは、新鮮でおいしいコーヒーや厳選具材のサンドイッチ、ケーキ、焼き菓子など、豊富なメニューを取り揃えてお客様をお迎えします。なお、店内は完全禁煙で、お客様ひとりひとりが快適な時間をお過ごしいただけます。 ドトールコーヒーニュースリリース「公立図書館施設内に初出店」
なんだかドトールじゃないカフェのよう
いい意味でドトールらしくない店舗です。 ドトールといえば「駅前にあって店内が雑然としている」印象がありますが、この店舗は非常にスペースもゆったり使っていて整然とした中でホッと落ち着ける空間になっています。
インテリアは全面的にリニューアルされ、シンプルですがオシャレなカフェになりました。図書館の庭に面していることをよく考えてありどの席に座っても、庭の花と緑が目に入ってきます。
庭と反対の厨房がある側は、本棚を模したカーテンのようなものが壁にかけてあり、「図書館」であることをインテリアの中にもそれとなく意識させるコーディネートがなされています。
店舗面積44.7坪に客席数は74席ですから、一席あたり平均約2㎡です。昨年オープンした国内最大と言われるドトールコーヒーショップ船橋駅南口店でも店舗面積は約83坪で客席数は144席で一席あたり1.9㎡ですから、かなりゆったりした作りであることがわかります。
また、一般のドトールで一番嫌なのが分煙です。一応仕切られていはいるのですが、分煙なので店内にタバコに香りが入ってしまっていてどのお店に行っても長居する気分になれません。しかし、この店舗は完全禁煙なので、そんな心配もありません。
ドトール初の公共図書館出店
今回ドトールとしては、公共図書館への初出店とのことです。
図書館のカフェというと、佐賀県の武雄市図書館が思い出されます。スターバックスが館内に出店しており、Library&Cafeスタイルと称してコーヒーを飲みながら本を閲覧できるというものです。
このスタイルはTSUTAYA(ツタヤ)を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が指定管理者と運営するスタイルをとっていて、他にも神奈川県海老名市中央図書館などもあり新規に同様の運用形態と取る自治体も増えているようです。一方で蔵書への投資がされないとかツタヤの売れ残りの古書が買われているなどの問題もあり、小牧市のようにアドバイザリー契約を打ち切るケースでてきています。
それと比較すると、今回のドトールの出店は場所こそ図書館ということで共通ですが、ドトールはあくまで併設されているカフェとして出店しているだけで、図書館運営には全く関わっていません。当然、図書館内にコーヒーを持ち込んだりもできません。
本来ポテンシャルがある立地を生かしきれないお役所的出店のレストランに変わって、プロが運営するカフェが出店したというところでしょうか。
Twitterなどを見ていても評判は上々のようです。
新しくオープンした千葉市中央図書館のドトール。めっちゃ居心地良い!#カフェ巡り#コーヒー#ドトール pic.twitter.com/G2lJFEF798
— GJ for hobbies (@aki_goodjob) 2016年5月4日
5/3(火)~8(日)まで売店商品を10%OFFで、飲食でご利用の場合にはドリンク50円引き券をプレゼントされます。
また週末行こうかな。