南部鉄器 イワチュウ オムレツパン 22cm
愛用しているステンレスのフライパンに追加して、本格的な南部鉄を使ったフライパンが欲しくなり購入してしまいました。
ステンレスのフライパンは26cmなので、こちらは22cmのオムレツ用のフライパンにしました。
重いですが、本当に卵料理など焦付きもせず美味しく作ることができます。
南部鉄製
南部鉄はいわゆる鋳物です。鋳鉄でできていて、特に厚みがある造りのものが多いので以下のような特性を持ちます。
- 保温性のよさ
- 熱の均一性
- 焦付きにくさ
- 重さ
鉄、特に南部鉄器のように厚みがある場合は、冷めにくく一旦温まると熱を逃しにくい性質を持っています。ある程度焼けたら余熱で焼くなんて技もできたりします。
そして、保温性が高いことで、熱を伝える際の均一性が高くなります。よく卵料理を作るプロのシェフがフライパンをコンロからおろして布巾に乗せて焼き具合を調整したりしていますが、保温性が高く熱が均一に伝わる鉄器では一定の温度に保ちやすいのでプロのような細かい技は必要ありません。火加減さえ間違えなければ、じっくり待っていれば間違いなくいい具合に火が通ります。
南部鉄の場合鋳る際に砂を使うので表面に砂の凸凹やできていたりして油がよく馴染みます。また炭素を多く含むのでそれが良いという人もいます。数回使うだけで油が馴染み、極端なことをしなければ焦げなどほとんど発生せずさっとお湯を注ぐだけで汚れも落ちてしまします。
焦付きも少なく熱も均一に伝わりやすいので、フライパンでもあまり返す必要がなくじっくり焼けば良いので、鉄器の重さはむしろ安定感を生むメリットになっています。
イワチュウのオムレツパン 22cm
イワチュウとはIWACHU | 株式会社岩鋳で、確りした南部鉄器をリーズナブルな価格で提供しています。
今回22cmのオムレツパンを購入しました。
今使っているのがステンレス製の26cmなので、少し小ぶりで朝毎日オムレツやハムを焼くのに良いかなと思ったのでした。
他にも幾つかありましたが、もうこの形に参ってしまいました。流麗なこのフォルムはもちろんオムレツを上手く返せるように考えられた形ですが、見ているだけでもうっとりします。
とっては、パンの部分とつながった鉄でできていますが、オムレツを作る時間程度であれば調理中も手で持てるくらいにしか熱くなりません。不思議です。
実際、毎日オムレツを作っていますが、焼き付いたりすることもなく、間違えなくフワトロのオムレツを簡単に作ることができます。
お手入れは
鉄器のため、お手入れは気を使うのかなと思っていましたが、基本的にはステンレスのパンと同じ扱いで良いようです。
以下のことをやっています。
- 調理が終わったら、沸騰した熱湯でまず注ぐ
- 上記でほとんどゴミは落ちるが、軽くスポンジやたわしで残っているゴミを落とす。この時も水を使わず先の残り湯で洗う。この時絶対に洗剤を使わない。
- 最後にまたお湯で流す
- この段階で余熱で1分ほど置いとくと、付着した水分は蒸発してしまうはずです。待ちましょう
- オリーブオイルとつけたキッチンタオルなどで、さっと油分をすり込む
これで完璧です。