Bulleit Bourbon
ブレットバーボンを試してみました。 西部開拓時代に作られ絶えていたものを子孫が蘇らせた復活のバーボンです。
甘い香りに、スパイシーで癖のない味わいは正統派のバーボンとして常飲にしてもよいかな。
お味は
以前USに出張に行った時、「バーボンと言えば、これでしょ」的な感じでした。人によると思いますが。
レストランなんかでも普通に置いてあり、「BLT」と称して、このバーボンとレモン、トニックでいただくのがよいとか。
バニラっぽい甘い香りがしますが、それほど強くはありません。
45度ですが、アルコール臭は強くなく、アタックもツンとした感じはなく優しい飲み口です。
味は、じわじわと甘さが広がりますが、ノブクリークのような強烈な甘さではありません。次にバーボンらしいすっきりしたスパイシーさでボワッと熱くなります。
フィニッシュは、ほんのりした甘さが残ります。
全体に飲みやすく、癖のないバーボンです。ちょっと面白みに欠けますが、常飲するならこのくらいが上品で良いかもしれません。
うんちく
西部開拓時代の1830年代にオーガスタス・ブレットが造ったバーボンで、1860年に彼の死とともに絶えていたバーボンを、弁護士の曾々孫が1990年代に復活されたものです。
コーンを3分の2、それにライ麦を3分の1の配合で、一般的なバーボンよりライ麦の配合が多いようです。すっきりした飲み口と甘いのにスパイシーという特徴は、この辺りに秘密がありそうです。
そのレシピはフランス流のブランデー作りの工夫が生かされてるとか。最低6年の熟成ののち市場にリリースされるそうです。口当たりの良さはこの熟成のせいか。