Golf R試乗

カテゴリー:  Automotive タグ:  golf test drive volkswagen

公道なので、ノーマルの印象はGTIとあまり変わらない印象です。

コンフォートは少しエンジン制御もおとなしくなりサスペンションもクラウン並みにしなやかなになるので、運転していても大変楽です。これで高速の長距離運転など楽しいだろうと思います。

レースはかなりアグレッシブで、アイドリングからエンジン音が変わります。官能的な排気音とともに吹け上がりも軽くなりシフトダウン時にはちゃんとブリッキングも入ります。それとともにハンドルは重くなりレーシーな雰囲気になってきます。ただ、公道だとDCTの自動変速だと引っ張り気味で思うようなギアに入りません。マニュアルのほうが楽しいです。

全体的な印象からすると、いまひとつです。 試乗車が古いためヤレていたことが原因かもしれませんが、低回転でのエンジンに元気がなくもっさりしています。踏み込むと急にドッカンとパワーが出てくるので、マニュアルなら良いのですがDCTだと急に車速が上がってしまいます。街中では、アクセル加減が微妙でとっても扱いづらい感じがしました。昨年試乗したGTIはもっとパワフルで扱いやすい印象があったので、WRX STIとの比較になって感覚が変わった可能性はありますが。

質感は全体的に高いのですが、性能の割に官能的に思えないです。排気音なんかはスバルも見習ってほしい気持ち良い音ですが、運転面では堅実ではあるが人馬一体感に乏しいです。しかも4WDもWRXのように常時4輪に駆動力をかけているタイプではなく、普通の公道ではほぼ前輪のみ駆動力が入ってるようです。よほど急激な加速をするとか路面でスリップしているとかなどの状態がなければ4WDは生きません。この辺り、GTIとの価格差を考えると納得できない部分です。

「ないな、これは」と正直試乗の後思いました。

ただ、この夏くらいにはGolf Rのマニュアル版が日本でも登場するみたいです。今日感じた不満は主にエンジンとDCTとのマッチングのような気がするので、このマニュアル版は是非試していみたいです。

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