MINI 3代目試乗

カテゴリー:  Automotive タグ:  mini test drive

なんとなく気まぐれでMINIの試乗をしてきました。

BMW配下になって2001年に新型を発表してから今回のモデルは3代目になります。発表は昨年かな。今回は5 DOOR モデルが出ていたのでちょっと気になっていました。

試乗できたのは、3 DOORのCooperと発表されたばかりの 5DOOR Cooper Sです。

3DOOR Cooper

まずは3 DOORのCooper。 先代よりホイールベースも少し伸びて車体全体も一回り大きくなったなぁとよく見てみたら、ついに3ナンバー突入です。まぁ、プレミアム・スモールカーなんでゴルフなんかが競合だと仕方ないですね。全体の印象はうまくMINIのイメージを生かして大きくなったことをあまり意識させずに可愛らしさとかっこよさをうまく演出しています。

運転席に座ってみると、MINIのデザインの基調が円で凝ったデザインなのでいつもわたしは混乱します。慣れの問題でしょうが。今回は純正ナビが円形で周囲に7色に光るイルミネーションがあり目を引きます。色は車速や燃費、エンジンの回転数など設定で連動するパラメーターを変更することが可能でした。

エンジンをかけてみました。「こいつはぁ!?......」ってのが最初の印象です。 例に漏れずダウンサイジングターボで、今回は1.6L4気筒から1.5L3気筒ターボに変更されています。パワー的にもちょっともっさりした感じで、何よりガラガラと軽トラックみたいな音がします。ガサツです。振動も大きいです。いくらなんでも「プレミアム」を名乗る車のエンジンがこれでは、インテリアやエクステリアがかっこよくてもガッカリでしょう。

乗り味は以前のゴーカート感覚が薄まって、ノーマルな車になっています。足回りがかなり良くなっているのですが、MINIの独特な運転感覚を求めているならばちょっと拍子抜けするかもしれません。

5DOOR Cooper S

次に5DOORです。 実際にはホイールベースも車体も少し大きくなっているのですが、ほとんど3DOORのイメージを崩しておらず遠目で見てもあまり違和感はないのがすごいです。このため後部ドアも確かに最小限の大きさになっています。が、後部乗り降りは随分と楽なるでしょう。わたしが乗ったモデルはオプションで18インチのタイヤがはかされていてど迫力でした。

エンジンをかけてみます。「ほぉう!」 Cooperのエンジンでガッカリした分、こちらは静かで上質、かつパワフルです。2Lのターボですが、本当に1000万級の高級車だと言われても納得しそうな上級感です。マニュアル車がなくATだったのですが、かなり回転数を抑えている設定のようでした。それでも加速はまったくストレスなしです。マニュアルモードで少しエンジンを引っ張ってみましたが、かなり気持ち良く吹け上がりますがあくまで上質です。

そして、タイヤに18インチをつけているにもかかわらず、乗り心地もやわらかで(あくまでゴーカート感覚を想定しての比較で)これは「アリだな」と思いました。

CooperとCooper Sの比較になってしまいましたが、買うなら絶対 Cooper Sです。金額差は3DOOR でも5DOORでも約50万ですが、ナビやホイール、その他オプションが標準で付いてくることを考えると50万の価格差はむしろお得なのかもしれません。そして、燃費はほとんどかわらないんです。

あぁ、欲しいなぁ。

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