第6世代レガシィB4・WRX STi試乗

カテゴリー:  Automotive タグ:  legacy subaru wrx

新しい6代目レガシィB4とWRX STiを試乗してきました。

まずはWRX STi

先代と比べると、ずいぶん大人な乗り味になったなという感じです。かといって大人しくなったというのでなく、相変わらずアグレッシブなんですが買い物など普段の足として使っても全然Okな感じです。

これは足回りがガチガチに硬いだけでなくしっかりと「しなやか」に動いている感覚からでしょう。シャッシの剛性がものすごく上がっているのが乗って車道に出る段差を超えただけでわかります。その分、減速時フロントサスが沈み込む、コーナーで外側に荷重が移って、加速でフロントの荷重が抜けて......なんてのが手に取るように感じる(ような気がします)。その分安心してアクセルを踏み込める気になります。

そして6速のシストレバーが本当に気持ちいいくらいスコスコと決まってくれます。

あぁ、もう買い替えちゃえ。

次はレガシィ B4

乗ったのは上級グレード。

Legacy B4

こうしてみると、車幅が広くなったせいもありましょうがのびのびとしてセダンとしてもかなり上品でいいデザインになっているじゃないですか! あの醜い5代目はなんだったんでしょう。あれはレガシィとは呼びたくなくなります。

インテリアの質感もものすごく上がっていて、使い勝手もよく考えられています。メーターもあの冗談のような貧素な5代目のメーターからすると、ゲロとステーキくらいの差です。立体的で全体がイルミネーションで派手にまとまっています。タコメーターとスピードメータに2パートに分かれており、その真ん中には大型のディスプレイが配置されいろんな情報が表示されます。イルミネーションはその時のドライブモードに従って色が変わったりします。ちょっと子供っぽけどね。

エンジンは残念ながら FB25のワングレード。FB25は愛車のEZ30Rと同様カムシャフトがチェーン式なので耳をすませましたが「リュー」というあの音は聞こえませんでした。それどころかかなり消音材を奢ったのか、全く静寂の中で運転できます。

上級グレードにはスタブレックス・ライドという足回りがつきます。以前は上級グレードというとビルシュタインの倒立式一辺倒だったのですが、スタブレックス・ライドというオイルの通過の仕方を可変式にした新しいダンパーを採用しています。これは本当にフラットで上質な乗り心地で大きな負荷がかからない時は柔らかくしなやかで小さな凸凹を吸収してくれます。実際試乗コースは埋立地で震災の後多少道路にうねりや陥没が残っているのですが、軽くいなしてくれてまったく凹凸が気になりませんでした。そして高い負荷をかけるとしっかりと固めの反応をするようで、コーナーではスポーティーにしっかりと挙動を抑えてくれます。

本当に良い車に進化しました。 これで米国と同様6気筒をラインナップしてくれて、アイサイトも米国版から端折った機能をちゃんとつけてくれたらマニュアル車じゃなくても買うのだけどな。あ、あの変なウィンカー音は変えて欲しいです。ハイ

コメント

Comments powered by Disqus