スカイライン 200GT-t 試乗

カテゴリー:  Automotive タグ:  nissan skyline test drive

Skyline 200GT-t

実は昨日Golf GTI だけだなく、日産に立ち寄って スカイライン 200GT-tを試乗してきました。メルセデス製のエンジンにちょっと興味があったためです。

スタイルはカッコいいんですが、最初に見た印象は「幅がでかい」でした。直前に試乗したGolfも昔から全長と全幅の比率は変わっておらず全幅1800mmもありかなり幅広な車なんですが、スカイラインは1820mmで想像以上にかなり幅を感じます。カッコいいんですがね。

さて、このエンジン、メルセデス製で日産では「次世代ターボ」と呼んでいますが、乗ってみてちょっとがっかりしました。パワーは211馬力でターボの割に大したことなく、位置付け的にはダウンサイジングターボです(そのくせガソリンはハイオク仕様)。最大トルクは35.7kgf-m(350N・m)/1250~3500rpmで、十分パワフルではあるのでATの制御が割と早めのシフトアップを行います。メーターを見てると市街地で40〜60kmで流す走りでは1500rpmくらいをキープしています。ここから踏み込んで加速しようとすると、ターボのせいか思ったように加速せずかなり緩慢な反応となります。これは急加速じゃなく追い越し車線に出て軽く加速する程度でも同じような反応です。

また、港に行ってかなりエンジンを回してみましたが、パワーピークが5500rpmなのであまり回るタイプのエンジンでもなく気持ちよく吹け上がりません。音も官能的とは程遠く、4気筒のせいか雑な音で振動も大きくかなり無理に回してる感でいっぱいです。

まぁ、比べるのも酷というものですが、直前に試乗したGolf GTIと比べるとスペック的にはエンジンは同等、価格も近い。車格的にはスカイラインのほうが立派でスタイルもスポーティなんで「やっぱ国産車のほうがお買い得なんだ」と思えたのは試乗まででした。車重が軽いことを差し引いてもGolf GTIの2.0Lターボが素晴らしさと比べるとなんとも残念なエンジンです。

それにこの価格なら、横置きと縦置きの違いはあれど同じエンジンをメルセデスベンツの A250だって視野に入ってくる。満足度的にはメルセデスのほうが高そうだ。そうだ、次はA250の試乗に行こう。

ということで、スタイル以外はあまり惹かれるところのないモデルでした。

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