スバルめ、お前らがその気ならうちのレガシィのフロントグリルも変えてやる!
スバルの車はフロントグリルに飛行機の意匠のデザインが採用されています。
これはスバル(富士重工業)が中島飛行機の由来だからです。「九七式戦闘機」「隼」をはじめとして多くの戦闘機を生み出し、設計は三菱なれど零戦の3分の2を生産した当時は世界屈指の飛行機メーカーでした。
それにちなんでいるわけですね。車のアイデンティティたるフロントグリルの意匠に企業としての歴史を踏まえてデザインするというのは正しいやり方でヨーロッパのメーカーはそういうことを実に真面目にきちんとやっていますね。で、スバルはそれが「飛行機」なわけです。1
ところが、多くの場合特別仕様車やスポーツグレードではメッシュグリルになって「飛行機」が取っ払われちゃう訳です。また、オプション品でもいかにも「こっちの方がかっこいいぞ」的な感じでメッシュグリルがあったりする訳です。気にくわないじゃないですか、なんという節操のなさ。これはベンツで例えて言うと、AMGにはスリーポインテッド・スターがついてないとかいうレベルの馬鹿げた話です。メーカーとして「飛行機」の意匠を大事にしているのかなんなのかさっぱりわからんのです。
そして、先日ふと気付きました。レヴォーグです。
「飛行機」の意匠やめやがったな! 奴ら。
そう、レヴォーグのグリルには「飛行機」がないんです。
あー、もう、頭に来た。それならうちの愛車からも外してやる!
と、オークションでポチッたのがこちら。BP/BLの前期型のspec.B/3.0R 適合でブラックが決まったグリルです。メッシュはゼロスポーツのものを入れているようです。
なかなかいい感じです。シルバーのグリルがブラック塗装されているので、なかなか迫力があります。
ただ、遠目にみると全体がのっぺりして見えてちょっと寂しいので、「STi」のエンブレムでもつけようかなと考えています。
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かつてはグリル全体が飛行機の意匠になっている「スプレッド・ウィング・グリル」を軽自動車の名車 R2でぶち上げてインプレッサにも持ち込みましたね。個人的には好きでしたが、賛否両論あり「やり過ぎ」の感はありました。R2のすぐのこのデザインを廃止してしまいました。 ↩