コペンローブ試乗
ダイハツに行ってコペンローブの試乗をしてきました。
エクステリア
見た目は思った以上にかっこいいです。シャープでLEDなんかも使われており今風な感じですね。ただ、旧モデルのようなデザインの主張は薄いので、これでホンダのビート後継車なんかが出ると飽きられるのも早いのではないかと余計な心配をしてしまいます。丸目のモデルが来年出るそうなので、旧コペンが好きな方はそこまで待ったほうがよいでしょう。
屋根が今回は前モデルでブラックしか選べないのは残念です。 同様に試乗にきてた方も同じことを言っておられたので、これはそうそうにボディ同色の屋根が選べるようになるのではないでしょうか。カッコ悪いです。
ボディの色はグレイでしたが、まぁ旧モデルの5重コーティングにはかなわないですね
インテリア
タイトな運転席ですが、まあスポーツ車ですから嫌な感じではりません。軽とは思えない質感のインパネです。メーターもシンプルながらスポーティーで好感が持てます。できれば、旧モデル同様メーターのパネルが白が選べると嬉しかった。
オプションなのかな。黒が基調でしたが、ベージュも選べるようです。オープンカーなので明るい色のほうが似合う気がします。
屋根は左右2箇所のロックを外すとボタンひとつで20秒でトランクに格納できます。トランクは意外に大きく、屋根の収納もトランクリッドの裏側に二重蓋みたいに収納されるのでそれほど収納が影響を受けていないように見えます。この辺りよく考えましたね。トランクから取り出すときは屋根を開いたままだと二重蓋がされている状態なので取り出しづらいです。しかし、トランクから物を取り出すシーンを考えると、車から離れる場合が多いので、屋根を戻した状態となるのであまり問題にならないかもしれません。
動力性能
エンジンは3気筒でダイハツのあのモデルを同じエンジンなので、推して知るべしです。トルクもあり十分なのですが、あまり高回転まで回らず回しても気持ち良くありません。音のガサツで官能的な部分はほとんどないです。旧モデルの4気筒16バルブDOHCインナーターボ付きと比べると悲しくなります。時代的に今更4気筒をとはいいませんが、それなりのチューニングは詰めて欲しかったです。
足回り
サスはそれなりにきちんと詰めてあり、雑誌にもよく書かれていますがボディ剛性がよくなったのがよくわかります。コーナー手前のブレーキングでフロントのサスが沈んで、リリースでふっと持ち上がって外側に荷重がかかって……などというのが体感的に感じとれるほどボディがしっかりしています。足回りも合わせてよくできているようです。
買うか?
CVTしか乗れなかったのでMT車も試してみたいなと思いますが、車の質的にはちょっといいなと思えました。問題は価格です。軽なので安いのですが、ほとんどがオプションであれもこれもとつけたくなるのですが、結構な値段になってしまいます。それなら「コペンでなくとも」となってしまいます。それに、旧コペンからの乗り換え需要も多いと思われるのに、丸目を来年とか意味がわかりません。
まぁ来年まで待ってホンダのビート後継の出来次第ですが、ジジィになってこういうのに乗るのは悪くないなと思いました。
レガシィが健在なうちは買ったりしないけどね。
あ、ついでにVitzも試乗してきましたが、書くべきものもない車でした。売れないわけだ。