間違いだらけの「Help!」
やっと終わった(´・ω・`)
やってみると、このアルバム、中期の始まりっぽくて音が特徴的。
アコギが意外に多いのは初期の頃からだけど、このアルバムではエレピがかなり使われている。当時のPianetだと思うけれど、レズリーっぽい揺れたサウンドでギターっぽいリズムで弾くとコード弾きでもかっこいい。
そして、他の二人はリッケンバッカーとかグレッチのテネシアンとかだが、PaulがEpiphoneのCASINOを使い出してリードを弾きまくってること。曲調も初期から変わって、チャック・ベリー的なコードをばらしたようなソロじゃなくて単音でベンドを多用したフレーズにリード自体が変わっていった頃だからGeorgeは対応できなかったんでしょうね。このCasinoは他の二人も使い出すけれど、VOXのAC30とCASINOの組み合わせで中音の効いた甘い音は、結構中期の特徴的な音になっている。
そして、タンバリン。 次のアルバムでも結構使われている気がするけれど、こういったちょっとした楽器をどんどん取り入れていくようになったのが、このアルバムから。まだ中期は一つ一つの楽器が分かるシンプルさと多様さがよいバランスで聞ける時期だと思う。