FIAT 500S / Alfa Romeo Giulietta 試乗

カテゴリー:  Automotive タグ:  alfa romeo fiat test drive

先週ABARTHの試乗したばかりですが、今日はチンクエチェントのマニュアル車、FIAT 500Sの試乗をしてました。

FIAT 500S

FIAT500S

昨年 FIAT 500 TwinAirの試乗はしていますが、当時はシーケンシャルトランスミッションのデュアロジックしかなかったのでした。

他のモデルと比べると専用のフロント/リアバンパーやスポーツシート、革製ステアリングなど「やる気」をそそる外観です。実際走ってみると、5速のミッションはストロークもいい感じでパスパスと決まります。

残念なのはエンジン。500SはエンジンはいわゆるTwinAirで900cc、ターボの2気筒のエンジンです。昨年デュアロジックで試乗した時は、デュアロジックはなじみませんでしたが、エンジン自体はそのバイクのような独特のエンジンフィールもよくサウンドもスポーティに感じました。

今回マニュアルで乗ってみると、「回らない」です。この排気量で2気筒でそれなりにパワーもありエコなエンジンとして成立させているのは凄いことなのですが、そのかわりに低回転でのトルク重視となっています。マニュアルだからこそ回してパワーバンドを使いながら走るという楽しみを味わいたいわけですが、ずぼらな運転でも大丈夫な代わりに至って「普通」です。

デュアロジックとどっちがよいかと聞かれたらマニュアルミッションの500Sですが、これならもう50万出しても先週試乗したABARTH 500のほうが断然後悔しないと思いした。

Alfa Romeo Giulietta

Giulietta

メインはFIAT 500Sの試乗だったのですが、アルファロメオのジュリエッタのマニュアル車もあるというので試乗させてもらいました。

インナークーラ付ターボユニットを詰んで1.7Lの直噴エンジンは可変式デュアルバルブタイミング機構やらなにやら最新の技術満載で、低回転からでもモリモリパワーが出ます。

決して高回転型ではないけれど、ここまで気持ちよくパワーが出ると先ほどのFIAT 500Sと違い十分です。D.N.Aシステムでダイナミックモードにしたら、アクセルワークにかなり気を使うくらい楽しいことになります。

個人的にMITOをでかくしたようなスタイルには疑問を持っていましたが、実車を見るとなかなかよいではありませんか。駐車場に止めて戻ってきた時、この車が待っていたらゴルフなんかが待っているよりドキドキするでしょう。

Cセグメントで選ぶなら一番の選択肢となりましょう。FIAT 500Sもそうでしたが、マニュアル車で右ハンドルだと日本車よりクラッチ横のスペースがなく左側にオフセットした感じなので、もし買うなら左ハンドルでしょうね。

ただ、日本に入ってきているグレードがレザーシートにオートエアコン、その他ほとんどのオプションがついた上級グレードなので、400万弱からのスタートになります。そう考えると ABARTHのほうが候補としては有力かなぁ。

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