MAZDA ATENZA XD Sedan
マツダ・ディーラーの前を通りかかったらアテンザのディーゼルらしき車が見えたので試乗してきました。
乗ったのはXDというクリーンデゥーゼルのグレードは低い方でした。上位グレードとの主な違いはシートがレザーかどうか、ホイールが17インチから19インチになるとかディスチャージャーが付くとかいう程度でした。個人的には電動パワーシートくらいはほしいかなと思いました。
何も言わない内から営業のお姉さんがエンジンをかけてくれて座席に座らされました。昔のディーゼルのような「ガラガラ」音は皆無ですが、クリーンディーゼルらしい「カリカリ」という高音は聞こえてきます。それでも座席に座って窓を閉めるとほとんど気にならないレベル。振動は若干感じますが、うちのH6のエンジンと比べてなので、直4とかと比べて振動が大きいということもなさそうです。
「このまま試乗していい?」とお願いして、そのまま試乗です。
2000回転以前からかなりのトルク感が出ていて、まったくモリモリ加速して楽しい限りです。案外高回転で5000回転くらいまでは一気に吹き上がります。市街地の速度域ではうちの3リッターのレガシーより確実にパワフルで、4リッタークラスの加速感でシートに背を押し付けられます。今回はAT車でしたが、XDグレードだと6速のMT車が選べるのもうれしい選択です。ただし、回転が上がってくると低回転の感覚からの期待感よりは延びないです。
さて、スタイルはかっこよく、広い車幅も運転の上ではほとんど気にならず、このディーゼルのトルク感はなかなか魅力的です。しかも、6MTが選べる。市街地の速度域や高速を流すのはそのトルクで最高です。欠点は、エンジンを回したときのフィーリングは今のスバルの6気筒には及ばないだろうという不安と、コミコミで400万弱という価格かな。