ac-safe citysafeバッグ
スペインはスリや引ったくりが多い、と何度も周りから聞かされた。
普段なら聞き流すが、先日ロンドンでもちょっと危ない目にあったので真面目に対応しようと思って買ったカバンがコレ。PAC-safeという香港かどこかのメーカーだと思う。9/11のテロ以来安全面を売りに伸びてきたメーカーだったかな。安全チェックのためトランクに鍵ができないとかなったが、ここのメーカーの鍵はチェックする空港の保安官だけが開くことができる特殊な鍵で結構売れたはずだ。
そのメーカーが作ったカバンだ。一見真っ黒でロゴもはっきり見えないし、デザイン上もなんだか野暮ったい。それこそが狙いで、目につかないデザインと色が選ばれていて、ロゴも目立たないようにあしらってある。犯罪者の目を引かないための工夫だ。
まず、見た目は普通の布地のカバンだが、実は布地の中にはステンレスのネットが仕込んである。よくカッターでカバンを切られて中身を抜かれるというのがあるらしいが、ステンレスは切れまい。肩掛けのベルトにもステンレスが仕込んであるあるので、これも切れない。
メインはファスナー式だが、ファスナーを閉めた時一方のフックにロックすることが出来る。こうすると、フックを外さない限りファスナーは動かないので、気づかれずに開くことはまず不可能だ。人混みとかで注意をそらして、カバンを開いて財布などを抜いて行くようなスリでもこれは開けまい。
そして、肩掛けのベルトはフックで脱着出来るのだけど、フックにロックが仕込んである。時間を掛ければ直ぐに解けるが、初めて見る人はかなりまごつくだろう。これは大変便利で、移動時スーツケースのハンドルに通してしまったり、レストランで椅子やテーブルの足に簡単に巻きつけることができる。かつ、ロックがあるので他人は簡単に外せない。置き引きとかに効果絶大だ。
次にスキミング対応。
内部にRFID Safeと呼ばれる外部からのICカードの読み取りを防止する技術を使ったポケットがある。クレジットカードやパスポートを持ち歩かないければならない時はここに入れておくと安心。
その他、外側のポケットを極力廃し内部に整理出来るポケットが用意されていたり、そこにも落としたり抜かれたりするのを防ぐためフックやOリングに引っ掛けられるようになている。サブポケットもファスナーが体側に来るように考えらている。
日本では3つのサイズが売っているが、わたしは中位のヤツを購入。MacBook Airだけならこれで十分通勤に使えるし、観光にも目立たず、大事な荷物を安心して携帯できる。予想以上によい商品だった。