Line が嫌いです

カテゴリー:  Tech タグ:  line messaging

何度かLineをインストールしたんですが、我慢できずにまた削除しました。

わたしは、このアプリが嫌いです。

なんてことを主張することもないのだが、それほど嫌いなので書いておこうと思いました。

嫌いな理由は

  • VoIPの企業としてそういう投資をきちんとやっているように見えないこと

  • プライバシーの問題

  • 企業のモラル

一番嫌いなのは、VoIPといいながら通信は通信会社に全く依存している点。 結局同じではあるんだけど、 この辺りがPCを主体に出てきたSkypeと印象が違うところ。突っ込むなかれ、善悪を議論してるのではなくて、好き嫌いを言ってるだけ。

次に、プライバシーの問題は語り尽くされていますが、アドレス帳をサーバーに送信している点。 Lineはアドレス帳をサーバーに送信する。最近は送信するかどうか選べるようだけど、まぁ大体みんな送信しちゃうわな。送信するアドレスはLineユーザーかどうか関係なく全部のアドレスが送られている。個人情報云々は聞き飽きただろうけれど、

例えば、

  • 敦子と健がLineをインストールしたとする。

  • 敦子は健を気に入っていてアドレス帳に登録している。

  • 健は敦子が苦手でアドレス帳には登録していない。

何が起こるでしょうか。

敦子には健が友達と表示され、健には敦子が「知り合いかも?」と表示される。敦子は「あ! 健さんだ」と喜んでLineでコンタクトを始める。健は「知り合いかも?」と表示された時点で「なんで、こいつ出てくんだよ、うぜぇ」となる。そして、そこに敦子から次々とメッセージが送られてたら「マジ、きめぇ、なんでこいつ、こいつ俺のLine知ってんだよ」

という想像は想像のし過ぎでしょうか。

先行していたViperなどのサービスも同様の問題がありましたが、当初から問題点として指摘されていましたし、Viperなど当初は日本のSMSで設定が面倒だったのでユーザーも少なくその辺のリテラシーもそこそこ高いユーザーが中心だっと思います。今は、Lineユーザーって5000万人を突破したんでしたっけ? これらがアドレス帳を裸でアップしてNAVERに貢いでいるかと思うと正直ぞっとします。

そして、そのNAVERという企業。

韓国の企業です。別に韓国の企業でもよいんですが、はっきり言うと先行していたWhatsNewやViperの全くの真似をして女子に受けやすいお化粧をしてリリースするその神経が生理的に受け入れられません。当初は「無料で通話」を売りにしていましたが、はっきり言うとレイテンシーがヒドくて一昔前のトランシーバー並みです。ViperやSkypeのように普通に通話している人っているんでしょうか? 後発で機能が低いってどう?

アプリや通話自体は無料でしたが、企業ですからどうマネタイズするのかなと思っていたら「スタンプ」ですか? ただのグラフィックをアプリ内課金で売るって安上がりですな。アプリ内課金の利用率とITリテラシーは反比例するという統計があるそうですが、そこを狙ったんだろうか。そんなところも嫌いです。

そして、よくある不具合で、何度のも何度もAppleIDを聞いてくるので嫌いです。

最近大きく機能を拡大してタイムラインみたいな機能が追加されました。使い勝手も悪いし、Lineを使うようなユーザーは単純なChatだから使っていたのであって、Twitterと比較して明確なアドバンテージがないこんな機能は使わないでしょう。 SNSに舵を切ってプラットフォーム化していわば第2のFacebookを狙っているのでしょうが、おそらく失敗するでしょう。

そして、こんなの無くなっても標準のiMessageでいいじゃね? Facetimeだって出来ちゃうし。

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