Journal of London 5: Proms
Promsに行ってきました。
ちょうどPromsの季節でRoyal Albert Hallも入ってみたかったので、夕方聞きに来ました。「プロムナード・コンサート」の略らしく夏に8週間に渡って行なわれる世界最大のクラシック音楽祭。立ち見席のアリーナとバルコニーがあり、廉価で普段コンサートに足を運ばないような人もくるので独特の雰囲気です。
やっぱりアリーナ席だろうと言うことで2時間半ほど前に並びました。その時は30人ほど並んでました。5時にチケットを買えたので、その後ブラブラし7時に入場。£5だったので700円たらず! 安い。
Albert Hallは思ったよりも、小さく、Arenaの舞台から近さには驚かされます。かぶりつきです。演奏が始まるまで、みな思い思いに床に座り込んでいます。結構若い学生やカップルもいるかと思えば、これから2時間立ちっぱなしで大丈夫かと思われるじじばばもいます。
曲目は、
Wagner Parsifal – Prelude (Act 3) and Good Friday Music 20'
Berg Violin Concerto 25'
Strauss Der Rosenkavalier – suite 22'
Ravel La valse 12'
Albert Hallはやっぱり今時のホールからすると音響的に劣るのでしょう。音量が出ない割に、変な残響音が残ったりします。しかし、アリーナだと、それが良い感じで生の音がなってる感じです。楽器のダナミックスがダイレクトに聞ける。こんな近くでオーケストラの演奏を聞いたことがないからかもしれませんが、鳥肌が立ちました。
演奏も素晴らしかったです。 観客もワイン片手に聞き入っていたり、カップルで肩を抱きながらリズムと取っていたり、興が乗ってくるとハミングしていたり、普通のコンサートと違ってみんなリラックスしています。演目が終わったあとのアンコールも、拍手だけでなく皆足で床を踏み鳴らします。こんなところもPromsらしいところかもしれません。
さすがに2時間立ちっぱなしは体にこたえるので、来週はバルコニーを試してみたいと思います。最終日は盛り上がるそうですが、丁度出張も午前で終わりそうなので入れるならまた来よう。