DropboxをWebDavで使用する

カテゴリー:  Tech タグ:  dropbox webdav

オフィスからDropboxを使いたいのだが、セキュリティだインテグリティだのうるさくなった昨今では特定のフォルダとはいえすべてのファイルを社外に同期してしまうサービスを使うのはちょっと気が引けます。しかも、Dropboxを真っ当に使おうとするとDropbox For Macというソフトを導入しないければなりません。これはこれでまた上長の承認が必要だったりするので面倒なことこの上ないのです。

でも、オフィスで自宅と同じくMacを使えるとなると、個人の生産性のためにちょっとオフィスで個人でまとめたデータを参照したいのも人情というもの。では、同期(Sync)じゃなくて参照(Reffer)するだけならいいんじゃね?という勝手な解釈のもとにあれこれ検討してみました。

一番簡単なのはDropboxが提供するWebインターフェイスを使用すること。

簡単だしブラウザだけで実現できるしアップロードもダウンロードも一通りは処理できます。機能的には申し分ないし、ブラウザのみで実現できるという点でもお気軽です。やってみると、いちいちブラウザを起動してというのは一手間はいるために面倒に感じます。

では、もっと別の手段でアクセスできないかを検討してました。 Dropbox自身は上記の2つのアクセス手段しかユーザーに提供していませんが、いろいろ調べてみるとOtixoという、いろんなクラウドサービスをAggregateしてWebDavで提供してくれるサービスがありました。これで、WebDavを使ってOpTixo経由でアクセスできそうです。

利用時にはサインアップが必要です。サインアップは以下から可能です。

http://otixo.com/index.html

サインアップ完了後、Otixoにログインして接続できるクラウドサービスの中からDropboxを選んで追加します。設定はこれだけです。

後はFinderから「移動」で「サーバへ接続」を選択し以下のアドレスにアクセスをかけます。

https://app.otixo.com/

ユーザとパスワードを訊いてきますので、Otixoのユーザとパスワードを入力すれば接続完了です。

設定に戸惑ったのは、Finderは上記の設定でうまくいくのにTransmitではうまくいかなかった点です。結局Transmitでは古いアドレスとされている dav.otixo.com で接続しなければなりませんでした。

このOtixoというサービスはDropboxだけでなくSugarSyncやGoogle Docs、Boxなどのストレージ系のクラウドサービスに対応しているので、WebDav上からはこれらの複数のサービスがあるディスクのフォルダのようになイメージでも設定できます。メリットは2点。

個々のサービスは無料でも数GBの容量を提供していますから、これらを集約すれば10数GBのかなり大容量のオンラインストレージとして使うこともできます。 サービスの違いも吸収して同一のインターフェイスから、複数のクラウドサービスを利用できる。 「同期」というメリットは失われますが、特定のファイルを保持、連携するような目的では便利ですよ。

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