読了『ぼくはあと何回、満月を見るだろう』
気が重くずっと読めなかった故 坂本龍一氏の『ぼくはあと何回、満月を見るだろう』をやっと読み終えました。
2009年の前作以降、亡くなる直前までをまとめた坂本龍一のエッセイです。
私自身もステージ4の癌なので亡くなった彼が癌での死を前にして何を思ったのだろうと読み始めました。
読み進めると癌の進行で死を意識してなお、音楽、芸術への情熱を尽きせぬ彼の精神に圧倒されました。
その一方で、そういった精神を持ってしても癌の進行というは惨いものだと思い知らされました。