Xtrfy M4ワイヤレスゲーミングマウス

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Xtrfy M4

2年ほど前にマウスとしてXtrfyのM42 を購入しましたがそろそろ飽きてきたので、XtrfyのM4ワイヤレスを購入しました。

Xtrfy M4ワイヤレス 製品仕様

項目 仕様
カラー ブラック/ホワイト
形状 左右非対称
ボタン 5つ
重量 71g
センサー PixArt PAW3370
CPI 400 / 800 / 1200 / 1600 / 3200 / 4000 / 7200 / 19000
最大加速度 50G
最大速度 400IPS
ポーリングレイト 125 / 500 / 1000Hz
デバウンス 2 / 4 / 8 / 12ms
バッテリー 最大75時間駆動
ケーブル USB-C
接続方式 2.4GHzワイヤレス
スイッチ Kailh GM 8.0
ライティング 調整可能なRGB LED
メーカー保証 1年間

パッケージング

M4ワイヤレスには以下のものがパッケージに含まれています。

  • M4 Wireless マウス本体
  • USBドングル
  • USB-A to USB-Cパラコードケーブル(1.8 m Xtrfy EZcord® Pro)
  • 変換アダプタ
  • 交換用マウスソール / センサーリング
  • サイズ調整用モジュラーシェル
  • 重心調整用ドライバー
  • キーキャップ x2
  • 取扱説明書 / ステッカー

M4ワイヤレスの接続方式について

M4ワイヤレスの接続は有線か2.4GHzワイヤレス接続に対応しています。

有線の場合は、付属のEZcordで接続します。

ワイヤレスはBluetoothをサポートしておらず、2.4GHzワイヤレスのみです。 ゲームでの使用が想定されており、遅延をなくすための仕様なので仕方がないでしょう。

よく考えられているのは、EZcordに変換アダプタをつけて2.4GHzのドングルを差し込んでおくと、 次の観点で大変便利です。

  • マウスの近くにドングルを配置できる
  • 充電時はEZcordからアダプタを抜いてマウスに差し込めば、そのまま充電も有線での使用も可能となる

バッテリーは500mAあり75時間連続使用可能で未使用時には自動スリープするので、 それほど頻繁に充電は必要有りませんが、このEZcordとアダプタがあると充電を気にせず 安心して使うことができます。

ワイヤレスでも通信は安定していて、長時間の使用でも問題は見られません。

M4ワイヤレスの形状について

形状は基本的に有線モデルと同じです。

これまで使用していたM42と比べると、左右非対称でエルゴノミクス形状となっています。

M42でも不便を感じたことは有りませんが、M4の形状ではくびれ部分に親指が位置するようになり 本体の形状と手の形状もうまくフィットします。

かぶせ持ちか、つかみ持ちの相性がよいように思います。

M42のシステムが取り入れられ、モジュラーシェルの交換でシェイプを調整できます。 私はデフォルトのものより交換用のシェルのほうがフィットしました。 残念なのはM42はマグネットでシェルが固定されていたので気軽に交換できたのですが、 M4ワイヤレスでは付属のドライバーで底面のネジを3本外す必要が有ります。

また新しい機能として、底面のネジ2本で固定されているバッテリーを前後に動かすことにより 重心を微調整できます。ただ、ネジ2本を緩めてバッテリーの位置をネジをドライバーで押しながら 調整するの大変面倒で、その割に対して使った感覚は変わらないので個人的には不要かなと思います。本格的にゲームでマウスを使う方ならば価値を見いだせるのかもしれませんが。

M4ワイヤレスのスイッチ類

メインボタンにはKailh GM8.0スイッチが搭載されています。

かなり調整している印象で、ストロークは短く適度にクリック感があります。 ゲーム用ためにプリトラベル、ポストトラベルを排除したのでしょう。 非常に軽く反応するので、使っていてもよりフィーリングです。

ホイールは、リング左右は等間隔で刻まれたゴム、中央にはLEDライティングゾーンが 配置されたM42と同じタイプです。

M42と同じくゴロゴロと回るタイプですが、M42より若干重く感じます。 淀みなく回るタイプより、分離感があり細かいホイール操作がやりやすく感じるので ゴロゴロタイプのほうが好みです。

ホイールクリックは、少し重い印象です。私自身はホイールクリックはほとんど使わないので、 これくらい重さの方が誤クリックがなくよいと思います。

M4ワイヤレスのセッティング

M4ワイヤレスは他のXtrfyのマウス同様ドライバー不要で、 マウスの設定は本体底面に搭載されたスイッチやメインボタン、サイドボタンなどを組み合わせることによって詳細な設定が行えます。

設定項目は、次のようなものです。

  • DPI
  • ポーリングレート
  • リフトオフディスタンス
  • デバウンスタイム
  • LEDライティングの色やパターン

かなり詳細な設定が専用ソフトなしで本体のみでできる点はXtrfyの美点です。 その代わりに設定方法が複雑でマニュアルなしでは設定方法がよくわからないため、 設定時はマニュアルを読み解く必要が有ります。そんなに頻繁に設定を変えることはありませんが。

まとめ

軽量化のため肉抜きした独特のシェルと、ドライバーレスなどXtrfyならではの特長を 維持しながらワイヤレス化されたマウスです。 ワイヤレス化されてもこれらの特長を維持しつつ、EZCordやアダプタで「充電」の煩わしさを 緩和する工夫など評価できます。

レスポンスや精度には問題ないので、「ワイヤレス」を求めるならば十分買う価値があると思います。

一方で、ネジ止めになってしまったモジュラーシェルはドライバーが必要となりM42の便利さからは 一歩退行した印象です。

また、ワイヤレスになり省電力のためLEDライティングが最小限となってしまい、 カラーバリエーションもブラックとホワイトのみと地味なラインナップとなりました。 M42などマウス前部をぐるりと回るLEDなどのデザインが気に入ってる方は有線タイプを 選んだほうがよいと思います。

しかし、71gと扱いやすい重量を維持したままワイヤレス化されており、 競合製品の中でも選択肢としては検討対象とすべきマウスだと思います。

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