さようならEl Capitanの日本語IM、おかえり!かわせみ2
El Capitanでは日本語IMがスローダウンすることがあるので、かわせみ2をインストールしてみました。
El Capitanでの日本語IMの問題
多くのユーザーが報告している通り既知の問題ですが、El Capitan上で日本語変換を行っているとだんだん動作が緩慢になり、最後は操作もままらならないほどスローダウンしてしまいます。
原因は定かではありませんが、日本語IMで何らかの問題を抱えているようです。ひどいときはアクティビティモニターで確認すると日本語IMのプロセスが40%近くもCPUを食っていたりします。
対処方法もわかっていますが、アクティビティモニターから日本語入力プログラム
を探して終了させろという乱暴なものです。
最近結構な量のドキュメントをまとめて作らねばならないので、この状況はちょっとこまりました。
かわせみ2を
そういえば以前はかわせみ2を使っていて、「かわせみ2がもっと評価されるべき5つの理由」なんて記事も書いていたくらい愛用していたのでした。
何で使用をやめたかはっきりと覚えていませんが、きっと「ことえり」から日本語IMに変わったタイミングで新しもの見たさに切り替えたのでしょう。
切り替えてみると、動作も軽快で非常に快適です。キーバインドも「日本語IM風」のキーバインドが提供されているので、使い勝手ではほとんど困りません。
一点だけ困るのはライブ変換に慣れてしまったので、誤変換が多いということです。
変換効率自体は日本語IMと比べてどちらが極端にいいとか悪いとかはありません。ただ、かわせみ2にはライブ変換がなく(一応その場でインラインで変換候補が出たりしますが)、昔ながらのスペースキーをヒットすると変換されるという方式です。
ライブ変換に慣れていると、先をタイプしながら変換されている箇所見て変な変換になっていたら「戻って修正しないとな」と無意識に考えながらタイプしています。
ところがライブ変換がないと、一通りタイプしてから切りがいいところでスペースバーをたたいて変換することになります。このタイミングで「変換を確認しなきゃ」と思うことでいったん思考が切れしまうか、確認を忘れて誤変換をそのまま埋め込んでしまうかです。
これが嫌なら、なるべく小さな文節で区切って小刻みにスペースバーを叩いて変換をしてくことになります。そうするとタイプのテンポは上がりますが、せっかくのAI変換とかが働きにくくなり変換精度が下がることになります。
意外にライブ変換って便利だったんだなと実感しました。