Markdownでプレゼンテーション資料を

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Markdown記法で簡単にプレゼンテーション資料を作れないものかと探していて見つけたアプリです。

発見したアプリはDecksetというMac専用アプリです。

Decksetでのプレゼン資料作成

Decksetでは、Markdown記法を少し拡張した記述方法で資料を作っていけます。

サンプルを見た方が早いと思いますので、以下に掲載します。

以上のような感じで、プレーンテキストで記述します。

footer: HAL Japan / Global Beauty Salon
slidenumbers: true
autoscale: true

# POSシステム導入検討

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## 目次

1. 検討の目的と成果物
1. システム機能要件 案
1. 候補ソリューション選定

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## 検討の目的と成果物

- 検討の目的
    - 貴社内の業務委託契約先店舗の売上管理を行うPOSシステムに必要な仕様を定義する
    - 上記仕様を満たす可能性が高く導入可能なソリューション候補を選定する。
- 想定成果物
    - システム要求仕様書案
        1. システム機能要件
        2. インフラ環境要件
        1. データ移行要件
        1. 非機能要件
        1. 保守サポート要件
    - 候補ソリューションリスト
- Request for Information (意見招請) 支援
- 予算案策定支援

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###  システム機能要件 : レジ会計機能

- オーダーエントリー
- レジ会計機能(1)
    - セットメニュー登録
    - 席料入力
    - 顧客(#)コード入力
    - 手書きオーダー
    - クレジットカードリーダー連動
    - ポイント使用
    - 乗算&リピート
    - 対象アイテム値割引
    - 自動端数値引き
    - 小計切替
    - 人数割り勘表示
    - 個別割り勘会計

![right](/content/images/2016/06/2016-06-26_15-08-30-3.png)

〜 以下、省略〜

Markdown記法と異なるのは、大きくは以下の2点です。

  • 冒頭のフッターやスライド番号などの設定記述
  • 改ページのため---を記述する。

Decksetでのプレゼン

Markdownで資料を作成したら、幾つかのテーマが用意されているのでプレゼンにふさわしいテーマを適当に選択します。これにより全体の色味やフォントが変更され、見栄えが変わってきます。

あとは、"Play"ボタンを押すとPowerPointなどと同じようにスクリーンショーが始まります。この時、4:3と16:9の画面比率が選択できるので、プロジェクターに合わせて適切なものを選択できます。

プレゼン資料はPDF形式でExportすることも可能です。これを印刷して配布資料にすることもできますが、ただ画面のイメージ通りのものがPDFになるだけなので、PowerPointのように配布資料専用のフォーマットがあるわけではありません。

まとめ

作画機能などはなく図などは別のアプリで作る必要があるので、利用するプレゼン資料の内容により使用を検討した方が良いでしょう。

テクニカルな内容でテキストやスクリーンショット中心であれば、Markdown記法にも慣れているでしょうから手早く資料が作成できて非常に便利なツールです。

Markdown中毒者はぜひお試しを。

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