新型インプレッサ の憂鬱

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今日車検に行くと担当の営業さんが秋に発表となる「インプレッサXV」のカタログを持ってきてくれた。「いや、インプですら試乗してないからな」というと今更ながらインプレッサの試乗となりました。

試乗したのは、セダンタイプのG4で2リッター、4WDでEye-Sight付きの最上グレードです。先代BP/BL型レガシィそっくりと言われますが、確かに全体の大きさやシルエットの印象はBP/BLに似ています。細部を見ると、先代レガシィが茄子のように丸みを帯びたデザインなのに、新型インプレッサはスクエアのデザインでちょっとかっこいい。乗り降りしやすいなと思っていたら、ドアのヒンジに微妙な角度がつけてあり、上部のほうがより広く開く心遣いがの設計とか。

シートに座って驚いたのはインテリアの質感がレガシィと遜色ないレベルに達しています。ソフトパッドの質感など大したものです。メーターも現行レガシィの昨年モデルと同じメーター(ちょっとしょぼいけど)じゃないでしょうか。これにマルチファンクションディスプレイが付くので、こちらのほうが満足度は高いでしょう。燃費、アイドリングストップの時間や節約されたガソリンの量、VDCやEye-Sightの状況、メンテナンスの時期まで表示されます。

先代インプレッサから採用されたSIシャシーになってからスバルはレガシィまで含めて全車種で特にリアの動きがよくなりましたが、新型インプレッサはこの価格帯では最高の出来じゃないでしょうか。直進安定性とコーナーでの踏ん張りはスポーティですが、路面の荒れやギャップを見事に吸収して乗っていても疲れることがありません。

エンジンはFB型で110Kwほどですが、低回転からしっかりトルクが出ていてうちの3.0Rと比べても街乗りなら全く不満は無いでしょう。若干CVT特有の金属音が気になるもののご自慢のリニアトロニックとの調整うまく、このクラスの車にしては静かです。

デザイン、動力性能、足回りとも申し分なく質感も非常に高い。しかもこれにEye-Sightまで付いて250万円以内で手に入ってしまう。もう掟破りです。クラス的にはフィットとかアクセラを併せて検討している人が多いのだろうが、もう他のメーカーの車を選ぶなんて頭が悪いとしか思えないくらいです。

営業さんは「先代のBP/BLレガシィからの乗り換えも多いと思うんです」と言っていた。そりゃ、車体も大きくなって車格にも性能的にも同等で、コストパフォーマンスは100万くらいは安くあがる。でも、出来過ぎです。レガシィ・オーナーはレガシィに乗りたいんだよ。インプをいくら良くしたって選ばないんだよ!出来がよいほど憂鬱になる orz

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